オープンイヤー型イヤホンが気になって調べていると、
多くの人が必ず引っかかるのが「音漏れ」の問題です。
「職場やカフェで使っても大丈夫?」
「隣の人にシャカシャカ聞こえない?」
「そもそもオープンイヤーって全部音漏れするのでは?」
こうした不安があるからこそ、
検索してここに辿り着いた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
オープンイヤー型イヤホンは実際どこまで音漏れするのかをテーマに、
JBLのフラッグシップモデル JBL Sense Pro を使って、
環境別・音量別に検証した結果をまとめています。
タップできる目次
そもそもオープンイヤー型はなぜ音漏れしやすいのか?

最初に前提として知っておきたいのは、
オープンイヤー型は構造上、音漏れを完全に防ぐことはできないという点です。
カナル型イヤホンのように耳の穴を密閉せず、
スピーカーを耳の近くに配置する構造のため、
- 音が外へ逃げやすい
- 周囲の音も同時に入ってくる
という特徴があります。
つまり、
オープンイヤー=音漏れゼロ
ではない
という前提を理解した上で、
「どこまでなら許容できるか」を判断する必要があります。
JBL Sense Proの音漏れ対策とは?

JBL Sense Proには、
JBLオープンサウンドテクノロジーと呼ばれる音漏れ対策が採用されています。
これは簡単に言うと、
- 耳に向かう音
- 外側へ漏れようとする音
この2つを制御し、
外側に出る音をできるだけ打ち消す仕組みです。
いわゆるノイズキャンセリングとは違いますが、
「音漏れを目立たせにくくする」方向にチューニングされています。
この点が、
一般的なオープンイヤー型との大きな違いです。
【検証】音量別・環境別の音漏れチェック

ここからは、実際に使って感じた
音漏れのリアルな印象を環境別にまとめます。
※あくまで「人の耳で聞いた印象」をもとにしています。
静かな室内(自宅・夜)

音量20%
かなり小音量。
耳元でかすかに鳴っている程度で、
隣に人がいてもほぼ気づかれません。
音量40%
自宅でBGM的に音楽を流すならこのあたり。
静かな環境でも、
1m以上離れればほとんど聞こえないレベルです。
音量70%
このあたりから、
「静かな部屋だと少しシャカシャカ聞こえるかも?」
と感じるライン。
夜のリビングや寝室では注意した方が無難です。
音量100%
さすがに音漏れします。
静かな環境での使用はおすすめできません。
カフェ・オフィスなど生活音がある環境

店内BGMや周囲の話し声がある環境では、
音量40〜50%程度なら音漏れはほぼ気にならない印象です。
隣の席に人がいる場合でも、
よほど静かな空間でなければ問題になりにくいレベル。
逆に70%以上に上げると、
近距離では聞こえる可能性があります。
屋外・歩行中の場合
屋外では音漏れよりも、
「自分がどれだけ聞こえるか」の方が気になります。
Sense Proは音量を上げすぎなくても
しっかり音が届くため、
50%前後で十分実用的でした。
結果として、
屋外では音漏れを気にする場面はほとんどありません。
実際、どこまでなら気にせず使える?

検証結果を踏まえると、
おおよその目安は以下の通りです。
- 安心ライン:音量40%まで
- 状況次第:音量50〜60%
- 注意ライン:音量70%以上
職場・カフェ・自宅など
「人との距離が近い場所」では、
40%前後を目安にすると安心です。
音漏れが気になる人はSense Proを選ぶべき?

結論として、
オープンイヤー型の中では音漏れはかなり抑えられていると感じました。
向いている人
- オープンイヤーを初めて使う人
- 職場やカフェでも使いたい人
- 音漏れが理由で購入を迷っている人
向いていない人
- 完全に音漏れゼロを求める人
- 大音量で音楽を楽しみたい人
「音漏れが不安でオープンイヤーを避けていた人」ほど、
一度チェックしてほしいモデルです。
まとめ|オープンイヤー初心者が知っておくべき結論
オープンイヤー型イヤホンは、
構造上どうしても音漏れの可能性があります。
ただし、JBL Sense Proは、
- 音漏れを抑える工夫がされている
- 実用音量なら問題になりにくい
- シーンを選べば安心して使える
という点で、
「思っているより現実的なオープンイヤー」でした。
音漏れが気になって一歩踏み出せなかった人にとって、
Sense Proは判断基準になりやすい1台だと思います。

















家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。