「SONY SRS-RA5000」は、部屋やリビングで良い音で音楽を楽しみたいと思っている方におすすめのスピーカーです。
上下左右に音が広がるように配置された7つのスピーカーユニットを搭載しており、立体的なサウンドを楽しむことができます。
この記事では、筆者が実際にスピーカーを使用してみた感想や店員として接客中に頂いたお客様の声を元に「SRS-RA5000」の魅力をお伝えします。
- 立体的で臨場感のあるサウンドが体感できる
- 重低音とクリアな高音がハイレゾ相当で楽しめる
- 有線接続できるので、ウォークマンやテレビに直接接続できる
- 設置場所に合わせて最適な音に調整してくれる
- LDACは非対応
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SONY SRS-RA5000のレビュー
スピーカーの外観
このスピーカーのサイズは幅23.5x高さ32.9x奥行22.5 mmの筒状で、据え置き型のスピーカーです。
部屋にあるものでサイズを例えると、湯沸かし器のポットと同じぐらいのサイズ感です。
特徴的なデザインと存在感が目を引きます
スピーカー側面には、布のようなファブリック素材が使用されており、上部には上向きに3つのスピーカーが配置されています。
ブロンズ調のスピーカーが異彩を放っている
スピーカー底面には、サブウーファーの低音が抜けるための穴と、給電用の端子が配置されています。
床との接点は3点(黒丸部分)になっており、床への振動は最小限に抑えられています。
使い方・操作方法
スピーカー側面の上部に操作用のアイコンが配置されており、左から電源・入力切替・サウンドモードボタンとなっています。
別の側面には、音声の再生/一時停止・音量を調整するボタンが配置されています。
操作は非常にシンプルなので感覚的に行えます。
ボタンはすべてタッチセンサーになっています
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サイズ以上の音質と立体感
「SRS-RA5000」の音質は、豊かな低音と明瞭感のある高音でSONYらしいサウンドに仕上がっています。
上下左右に広がる音は、天井や壁に反響して部屋全体に音が行きわたるので、まるで映画館にいるような臨場感を味わうことができます。
音に包まれている感覚を味わえる
このスピーカーには音源をアップグレードできる「DESS HX」といった機能が搭載されており。
CD音源や圧縮されたMP3の音源の音域を拡張して、ハイレゾ相当の音質に引き上げることができます。
「SRS-RA5000」の中身を見てみると、合計7つものスピーカーユニットが搭載されています。
上向きのスピーカー(約46mm口径×3)・ミッドスピーカー(約46mm口径×3)・サブウーファー(約70mm口径×1)のスピーカーが立体的で広がりのある音質を作り出しています。
このスピーカーには、「通常」「Immersive AE」「360 Reality Audio」の3つのモードが用意されています
通常の2chの音源を広がりのあるサウンドに変換してくれる「Immersive AE」という機能も搭載されています。
「サウンドモード」ボタンを押してモードを切る変えるだけなので、簡単に立体的で広がりのある音質を楽しむことができます。
「Immersive AE」をオンにすると、上向きの3つのスピーカーから音がでて、専用の音源でなくとも疑似的な「360 Reality Audio」を体感することができます。
「通常」「Immersive AE」「360 Reality Audio」の3つのモードが用意されている
高音質で臨場感のある音楽を楽しむには「360 Reality Audio」に対応してた音源が必要になります。
「360 Reality Audio」の音源が用意されているのは、「Amazon music HD」と「nugs.net」の2つの音楽ストリーミングサービスとなります。
「Amazon music HD」は月額1,480円でハイレゾ音源のストリーミングを楽しめるサービスで、その一部に「360 Reality Audio」対応の音源が用意されています。
「Amazon music HD」内でに「360 Reality Audio」対応している楽曲には「3D」マークが付与されています。
「360 Reality Audio」モードはWi-Fi経由のみ対応
使用感・使い勝手
接続方法は、Wi-Fi経由とBluetooth経由の2種類用意されていています。
接続方法
Wi-Fi経由の場合
まずはじめに、「Google HOME」アプリを用意します。もちろん、AndroidとiPhoneに対応しています。
アプリを開いて設定を進めて行くことで、スピーカーをWi-Fi経由で接続することができます。
設定が完了したら、曲を再生して「キャスト先」を先ほど登録した「SRS-RA5000」に切り替えるとスピーカーから音楽が流れてきます。
AmazonのAlexaアプリでも同様の方法で設定することが可能です。詳しいやり方は、SONY公式の「SRS-RA5000」の説明書をご覧ください。
公式サイトには図解で分かりやすい説明書があるので、設定はむずかしくない
Bluetooth経由の場合
スピーカー本体のBluetoothボタンを2秒以上タッチすると、LEDが青色に点滅を開始して、ペアリングモードに入ります。
次に、接続したいデバイス(iPhoneなど)のBluetooth設定一覧から、「SRS-RA5000」を選択すれば接続が完了します。
テレビやウォークマンに接続も可能
SONYのブラビアシリーズでBluetooth機能を搭載しているテレビと連携ができます。(X8000シリーズは対象外)
体感できるような遅延もなく、テレビの音が迫力ある音質に変わりました。
SONYのブラビアシリーズ以外のテレビでもBluetooth接続機能があればスピーカーとして使用することができます。
イヤホン端子があるので、有線で直接繋ぐことも可能
Amazonのアレクサ・Googleのホームスピーカーに対応
ホームスピーカーに話しかけるだけで、接続されていた「SRS-RA5000」から音楽を再生することができます。
「アレクサ!RA5000でラジコのFM COCOLOを聞かせて」とお願いすると、スピーカーからラジオを再生してくれます。
設置場所・置き場所
本格的な音響スピーカーであるピュアオーディオであれば、リスニングポイント(よく聞こえる場所)が限られますが、「SRS-RA5000」は広範囲に音が届くので、どこにいても良い音質を楽しめます。
また、設置場所に合わせて音質を最適化するサウンドキャリブレーション機能を搭載しています。
半径1m以内に障害物がなければ、部屋のどこに設置しても問題ありません。
専用アプリ-Music Center-
このスピーカーは、専用のアプリ「Music center」が用意されていて、細かく設定が行えます。
- 360 Reality Audioに対応しているサービス確認
- Amazon Alexa搭載デバイスとの連携
- 環境測定をすること
- 上向きスピーカーレベルの調整をすること
- 音質設定やイコライザーの調整ができる
- Immersive Audio Enhancementのオン/オフ
- システム音の設定
- 音量調整ができる
スペック・価格の一覧表
発売日 | 2021/4/16 |
アマゾン価格(2023/6時点) | 80,000円(税込) |
スピーカー方式 | 密閉型(上向きスピーカー、 ミッドスピーカー) バスレフ型(サブウーファー) |
ワイヤレス再生 | Bluetooth 無線(Wi-Fi) Chromecast built-in |
総合出力 | 非公開 |
コーデック | SBC/AAC |
重量 | 4900g |
マイク | 非搭載 |
サイズ | 235x329x225 mm |
カラーバリエーション | ブラック |
Bluetoothバージョン | ver.4.2 |
SRS-RA5000はこんな方におすすめ
最後に、「SRS-RA5000」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- リビングなどの広い空間でみんなに聞こえるように音を出したい方
- 没入感のあるサウンドで音楽や動画を楽しみたい方
- 高音質のスピーカーで有線接続できるものを探している方
- 頻繁に設置場所を変更して使いたい方
- ゲーム用やテレビでの使用をメインに考えられている方
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・スピーカーの魅力を発信しています。→失敗しない!Bluetoothスピーカーの選び方