【実機レビュー】HUAWEI Band 10を使ってわかったこと|睡眠も心のコンディションも丸わかり!

HUAWEIのスマートバンド「Bandシリーズ」はコスパが良く、機能面でも安定して人気があります。

そんな中、最新モデルHUAWEI Band 10が登場。

正直「Band 9とあまり変わらないのでは?」と思いながら使ってみたのですが、
実際に2週間ほど使ってみて、その印象は大きく変わりました。

本記事では、「HUAWEI Band 10」 をレビュー形式で詳しく紹介していきます。

筆者のプロフィール

家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。

HUAWEI Band 10とは?一言でいえば“心と体を見守るスマートバンド”

HUAWEI Band 10は、これまでの「運動量を測るだけのバンド」とは違います。

体のデータはもちろん、睡眠の質やコンディションまで分析してくれる“新しいタイプ”のスマートバンド。

軽くて着け心地が良く、寝るときも外さなくていい。

日常の中で、自分の体調や気分の変化に気づけるのがBand 10の魅力です。

【総合評価90点】「HUAWEI Band 10」の特徴

手に取りやすい価格で、軽くてデザインも上品。

日中だけでなく就寝時にも着けやすく、毎日使うデバイスとしての完成度が高いことから総合評価を90点としました。※1.0万円以下のスマートバンドとして算出

次に「HUAWEI Band 10」の特徴について、良い点と残念な点についてまとめてみました。

良い点
  • 睡眠分析が細かく、改善のヒントがもらえる
  • 超軽量で寝ていても気にならない
  • 情緒モニタリングが思ったより実用的
  • デザインが上質で、日常使いにちょうどいい
残念な点
  • iPhoneではリモート撮影などが使えない
  • アプリの初期設定に少し時間がかかる
  • 情緒データの精度はまだ参考レベル

価格を考えると十分すぎる機能だと思うよ

同梱物や使い勝手をチェック

「HUAWEI Band 10」のパッケージですが、環境に配慮した素材でシンプルなデザイン。

同梱物は、本体の他、説明書、充電コードが付属していました。

コンセントで充電するならACアダプタが必要だよ

専用のアプリが用意されているから、ダウンロードすれば文字盤やヘルスケア、運動時の計測など様々な機能を使うことができる。

アプリは、デバイスを起動した時に表示されるQRコードからもダウンロードできるから、設定は非常に簡単です。

アカウントの作成もわずか1分で行える

HUAWEI Band 10を使って感じた特徴

【デザインと着け心地:100点】軽くてずっと着けていられる

開封して最初に感じたのは、「思った以上に高級感がある」ということ。

アルミ合金のフレームがマットに光り、見た目のチープさがまったくありません。

前モデル(Band 9)は軽さ重視のプラスチックでしたが、Band 10は金属なのに軽い

また、本体が約16g・厚み8.99mmしかないので、長時間つけても違和感がありません。

寝るときも着けたままでOK。
むしろ軽すぎて、「外すのを忘れる」ことがあるほどです。

ベルトも柔らかいフルオロエラストマー素材で、汗をかいてもベタつかないのが好印象でした。

もちろん、しっかりとフィットしてくれるので、軽いジョギングや通勤中に使ってみてもズレにくく、安心感があります。

装着感の微調整もできるから違和感が限りなく少ない

【カスタマイズ性:90点】文字盤のカスタマイズが楽しい

Band 10では1万種類以上の文字盤から選べて、大きい数字タイプやパンダなどの動物デザイン、さらにAOD(常時表示)にも対応しています。

個人的には、睡眠スコアが色で分かる「Dreamy Galaxy」文字盤が気に入りました。

朝起きてバンドを見ると、「今日はブルーだから睡眠スコア70台だったな」と一目で分かります。

アプリを開かなくても、手首を見るだけで睡眠データを確認できるのは地味に便利です。

ビジネス、プライベートでデザインを使い分けられる

【睡眠・健康機能:90点】モニタリング精度がかなり高い

このモデルで一番驚いたのが睡眠モニタリングの精度です。

入眠・起床のタイミングがほぼ正確で、昼寝もきちんと記録されます。

前モデルよりも明らかに検知が細かくなっていて、「昨日より寝付きが悪かった理由」や「途中で目が覚めた時間帯」まで分かるのはすごい。

特に、HRV(心拍変動)を基にした分析はかなり本格的。夜更かしやストレスが続くと、グラフ上にちゃんと変化が出ます。

「睡眠の質が悪い」という漠然とした感覚を、データで“見える化”できるのはモチベーションになります。

【情緒モニタリング機能:80点】:ちょっと意外にハマる

Band 10の新機能「情緒モニタリング」は最初あまり期待していませんでした。

「感情をバンドで測るってどういうこと?」と思っていたのですが、実際に使ってみるとこれが意外と面白い。

その日のストレスレベルをHRVから推定して、動物の表情で「快適」「普通」「不快」を表示してくれます。

例えば仕事でイライラしていると、バンド上の動物が少し怒り顔に変わったり。「お、今日はちょっと余裕ないな」と客観的に気づけるのが良いんです。

また、ストレスが高い状態が続くと呼吸エクササイズをすすめてくれるのも助かります。

短時間でも意識して呼吸するだけで、確かにリセットされる感覚があります。

【ワークアウト機能:80点】:普段使いには十分すぎ

ワークアウト機能は100種類以上に対応。

普段はウォーキングとランニングがメインですが、屋内ランニングの距離計測精度がかなり良くなっていました。

試しにジムのトレッドミルと比較してみたところ、誤差がほんの数十メートル程度。

AIモデルの改良は伊達じゃないですね。

水泳も試しましたが、9軸センサーによるフォーム分析が正確。

泳ぎのスタイルを自動で判別してくれるので、練習データの記録にも使えます。

【バッテリー性能:90点】:1回の充電で約2週間使える

バッテリーは公称最大14日間、実際に試したところ10日前後は持ちました。

常時心拍と睡眠分析をオンにしても、この持続時間なら不満なし。しかも5分充電で2日使えるのは助かります。

スマホ連携では、通知・音楽コントロール・スマホ探索・リモート撮影に対応。ただし、iPhoneでは一部機能が使えない点だけ注意。

Androidユーザーならほぼフル機能で使えます。

前作のHUAWEI Band 9との違いをざっくりまとめると

見た目の高級感と機能性が確実に向上しているので、Band 9からの買い替えでもしっかり満足できる内容です。

比較項目Band 9Band 10
材質プラスチックアルミ合金+プラスチック
厚み約9.99mm約8.99mm
重さ約16g約16g
睡眠分析基本的な記録HRV+個人ベースライン分析
情緒機能なしあり(動物の文字盤)
水泳計測標準的AI+9軸センサーで精度向上
バッテリー約14日約14日(同等)

こんな人におすすめ

「HUAWEI Band 10」をおすすめできる人と、おすすめできない人についてまとめてみました。

こんな人におすすめ
  • 睡眠の質をしっかり改善したい人
  • ストレス管理を日常に取り入れたい人
  • 軽くてつけ心地の良いスマートバンドを探している人
  • Band 9やMi Bandシリーズからの買い替えを検討している人
おすすめできない人
  • ランニングや登山など、本格的にスポーツ計測をしたい人
  • 情報管理をアプリひとつにまとめたい人

まとめ:睡眠も心も整える、毎日着けたくなるスマートバンド

HUAWEI Band 10は、「体のデータを測る」だけでなく、「心のコンディションを整える」ところまで踏み込んだスマートバンドです。

寝るときも仕事中も、ずっと着けていられる軽さ。

データを見ることで、自分の“調子の波”に気づける。ガジェットというより、生活リズムを整えるパートナーのような存在です。

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