耳を塞がずに音楽や通話を楽しめる「オープンイヤー型イヤホン」。
その分野をリードしてきた Shokz(ショックス) から、待望の新モデル 「OPENFIT 2+」 が2025年8月に登場しました。
従来モデル「OPENFIT 2」の快適な装着感を受け継ぎつつ、ドルビーオーディオ対応やワイヤレス充電といった最新機能を搭載。
さらに、17.3mm相当の大型低周波ユニットと独立した高周波ユニットによる DualBoost™ テクノロジーで、これまでの耳かけ型では物足りなかった低音や立体感も大幅に進化しています。
本記事では実際の使用感をもとに、詳しくレビューしていきます。
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【総合評価90点】「SHOKZ OPENFIT 2+」の特徴

「耳を塞がずに快適に、かつ高音質で音楽を楽しみたい」というニーズに対しては、この価格帯でトップクラス。
ただし「音質最優先(LDAC必須)」というユーザーにとっては選択肢から外れる可能性があることから、総合評価を90点としました。※3.0.万円以下のイヤホンとして算出
次に「SHOKZ OPENFIT 2+」の特徴について、良い点と残念な点についてまとめてみました。
- 装着感が圧倒的に快適(満点級)
- ドルビーオーディオ対応で臨場感のある音
- ワイヤレス充電対応&バッテリー性能が優秀
- 音漏れ対策が優秀
- ハイレゾ・高音質コーデック非対応
- Google Fast Pair非対応

普段使い・ながら聴き・映画や会議用途ならベストチョイスだよ
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同梱物や使い勝手をチェック

まず、今回ご提供いただいた製品の詳細ですが、公式サイト限定のギフトセットをお送りいただいております。
300セット限定のギフトボックスということもあり、かなり気合の入ったお得な内容になっています。

内容としては、トートバッグ、コースター、専用ケースなどが付属。SHOKZのファンだけでなく、誰もが驚くギフトボックスだと思います。

在庫数が気になる方は、公式サイトからチェックしてみて
「SHOKZ OPENFIT 2+」をレビューしていく
【装着感:95点】柔軟性がり、肌触りの良い質感の素材を採用

「SHOKZ OPENFIT 2+」のイヤホンを含む本体重量は約73.5g、イヤホン片耳の重量は約9.4gとなっています。

装着時のバランスや快適性に重点を置いているモデル

イヤホンのフック部分には弾力性と耐久性のあるニッケルチタン記憶形状合金が採用されています。
また、耳に触れる部分には独自開発のシリコン素材が使われていて、肌触りが優しく長時間の使用でも耳が痛くなりにくいように工夫されています。

耳に優しくフィットしてくれ、メガネとの併用も◎

「SHOKZ OPENFIT 2+」は、女性の小さい耳にもしっかりとフィットしてくれます。
ニッケルチタン記憶形状合金を採用していて、柔軟性があるためあらゆる耳の形状に装着が可能。
もちろん、安定感の高いモデルなので散歩やランニングなど、体を動かしながらのリスニングでも問題なく使用できます。

ワークアウトや家事をしながら使えるのが嬉しい
【音質:90点】迫力ある低音で、オープンタイプとしては高い満足感

「SHOKZ OPENFIT 2+」は、耳をふさがないオープンイヤー型でありながら、しっかりと低音を感じられるのが特徴です。
17.3mm相当の大型ユニットとOpenBass™ 2.0アルゴリズムにより、ビートやリズムを十分に楽しめる音作りになっています。
さらにDolby Audioをオンにすると音場が広がり、映画やライブ映像では臨場感が増してより楽しめます。
楽曲・ジャンルとの相性
- ビート感のあるJ-POP
YOASOBI「アイドル」やAdo「唱」など、リズムが強調された楽曲ではテンポの良さが際立ち、外出時のリスニングにも合います。 - ボーカル主体の曲
Official髭男dism「Subtitle」や米津玄師「地球儀」など、声が中心の楽曲は中音域が厚く、聴きやすさが魅力。ポッドキャストやオーディオブックにも向いています。 - ピアノやアコースティック系
久石譲「Summer」のような透明感ある音色は、高音のクリアさと耳に刺さらない自然な響きが心地よく響きます。

アプリを使えば音質の調整ができるよ。

低音強調やボーカル重視など、自分の好みに合わせた音作りが可能
【音漏れ対策:90点】人が多い環境でも音楽や動画を楽しめる

オープンイヤー型で課題となりやすい音漏れを独自技術「DirectPitch™ 2.0」で大幅に軽減しています。
音を耳の方向に集中させることで、50〜70%程度の音量なら隣に座る人にもほとんど気づかれません。
さらにアプリには「プライベートモード」が用意されており、電車やカフェといった静かな環境でも周囲に配慮しながら快適に使えます。
完全にゼロではないものの、オープンイヤー型としては非常に優れた対策が施されているため、日常的に安心して音楽や動画を楽しめる仕上がりです。

モード切り替えも用意されていて、オープン型でも安心して使えるよ
【バッテリー周り:85点】ワイヤレス充電や急速充電にも対応

イヤホン単体で最大11時間、ケースと組み合わせれば最大48時間の長時間再生に対応。
通勤や通学の往復はもちろん、出張や旅行でもバッテリー切れを気にせず使えます。
さらに10分の急速充電で約2時間再生できるので、朝の支度中に充電してそのまま一日を乗り切ることも可能です。
スポーツシーンでは、ワークアウト中にバッテリーを意識せず音楽やトレーニングアプリを楽しめるのも魅力。
ワイヤレス充電にも対応しているため、自宅やオフィスで充電器に置くだけで手軽にチャージでき、日常生活をスムーズにサポートします。

バッテリー残量の目安はライトの色で教えてくれる
【通話品質:80点】通話中の周囲のノイズをしっかりカット

「SHOKZ OPENFIT 2+」は、片耳あたり2基、合計4基のマイクを搭載し、AIによるノイズキャンセリングを採用。
カフェのざわめきや通勤中の車の走行音、風切り音などを効果的に抑え、相手にはクリアな声を届けられます。
自宅でのオンライン会議や外出先での通話でも安定した品質を保てるのが大きな魅力です。
一方でオープンイヤー型の特性上、完全に静かな通話環境を求める人には物足りなさを感じる場面もあるかもしれませんが、日常のビジネス利用やプライベート通話には十分な性能といえます。

地下鉄のフォームや風の強い環境で使用しなければ問題なし
【アプリ:85点】自分好みにカスタマイズできる多機能ツール

Shokz OpenFit 2+は、専用アプリ「Shokz App」に対応しており、細かいカスタマイズが可能です。
アプリを使うことで、自分好みの設定に変更して使用することができます。
- EQ調整
5種類のプリセット(スタンダード、ボーカル強調、低音強調、高音強調、プライベートモード)に加え、最大2つまでオリジナルEQを作成可能。楽曲や気分に合わせて音質を変えられます。 - Dolby Audioの切り替え
アプリからワンタップでオン/オフを切り替え。映画やライブ音源を迫力あるサウンドで楽しみたいときに便利です。 - マルチポイント接続の管理
PCとスマホ、タブレットとスマホなど、複数端末の切り替えもスムーズ。ビジネス利用にも役立ちます。 - ボタン操作のカスタマイズ
物理ボタンやタッチ操作の割り当てを変更可能。曲送りや音量調整、音声アシスタント起動などを自分の使いやすい形に最適化できます。 - イヤホンを探す機能
落としたときに音を鳴らして探せるので安心。
SHOKZ OPENFIT 2+のデメリットは?

もちろん完成度は高いモデルですが、実際に使ってみると以下の点は注意が必要です。
- 高音質コーデック非対応
→ SBC / AAC のみ対応。LDACやaptX Adaptiveといったハイレゾ級の音質は楽しめません。 - Google Fast Pair非対応
→ Androidユーザーは初回ペアリングでやや手間を感じる場合があります。 - 遮音性がないため没入感は弱い
→ 周囲の音を聞きながら使えるのが利点ですが、逆に集中して音楽を楽しみたい人には物足りない場合があります。
前作「SHOKZ OPENFIT 2」との違いは?
項目 | SHOKZ OPENFIT 2+ | SHOKZ OPENFIT 2 | 進化ポイント |
発売日 | 2025年8月28日 | 2025年1月 | 最新モデル |
価格 | 27,880円 | 25,800円 | 約2,000円アップ |
重量 | 約9.4g | 約8.3g | やや増加 |
ケース重量 | 約56g | 約52g | わずかに増加 |
再生時間 | 最大11時間(単体)/ 48時間(ケース込み) | – | |
急速充電 | 10分で約2時間再生 | – | |
充電方式 | USB-C / ワイヤレス充電対応 | USB-Cのみ | ワイヤレス充電が新搭載 |
ドライバー構成 | DualBoost™(17.3mm低周波+独立高周波ユニット) | DualBoost™採用 | – |
音質機能 | Dolby Audio対応 | 非対応 | 新搭載 |
音漏れ対策 | DirectPitch™ 2.0 | – | |
防水性能 | IP55 | – |
「SHOKZ OPENFIT 2+」はどんな人におすすめ?

「SHOKZ OPENFIT 2+」をおすすめできる人と、おすすめできない人についてまとめてみました。
- 長時間つけても耳が痛くならないイヤホンを探している人
- 家事や運動中に“ながら聴き”したい人
- 動画や映画の臨場感を楽しみたい人
- 充電のわずらわしさを減らしたい人
- ハイレゾ音質やコーデック対応にこだわる人
- できるだけ軽いイヤホンを求める人
まとめ|快適さと使いやすさを求めるなら、OPENFIT 2+は有力な選択肢
Shokz OPENFIT 2+は、耳を塞がないオープンイヤー型でありながら、迫力ある低音・Dolby Audioによる立体感・快適な装着感を兼ね備えた完成度の高いモデルです。
27,880円という価格は決して安くはありませんが、使い勝手や快適さを考えると十分に価値のある一台。
もし「毎日気持ちよく使えるイヤホンが欲しい」と思っているなら、OPENFIT 2+はきっと満足できる選択肢になるでしょう。
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家電量販店のオーディオコーナーで店員をしつつ、大好きなイヤホン・ヘッドホンの魅力を発信しています。